介護福祉士国家試験の基礎知識

介護福祉士になるには国家試験に合格する必要があります。国家試験は、年に1回行われています。受験料は15000円程度です。また頻繁に改定が繰り返されていることも特徴で、近年受験資格の変更もありました。もしかしたら受験資格がない場合もあるため、自分はどうなのかチェックし自分に合った資格取得への道のりを考えてみましょう。

試験は筆記試験と実技試験の2つが行われます。筆記試験は選択式となっており、記述問題に頭を悩ませることはありません。ただし、5択の中から正答を選ばなければならないので、きちんと知識を頭の中に定着させておかなければ正解することは難しいです。出題範囲は割と広いのですが、過去問はネット上でもチェックすることができるので対策は立てやすいでしょう。出題されやすい問題もありますから、対策を講じれば誰にでもクリアすることは可能です。時間の割に問題数が多いので、時間配分を上手くすることが合格するコツとなります。

実技試験では、実際にどのように介護を行うかを審査されることとなります。介護者役の人を相手にして、審査官2名の前で、実際に介護をしていきます。時間は5分程度ですから、そう難しい作業をする必要はありません。基本的な部分がきちんとできているかがチェックされるぐらいで、こちらも慎重に行えばクリアすることは難しくありません。

試験全体の合格率は年度によって違うのですが、低い場合は50%台です。最近は70%台にまで合格率が上がったのですが、これは受験者数が減少したことが理由だと言われています。介護福祉士の受験資格に実務者研修が含まれるようになったので、近年一気に受験者数が減ったのです。そのため、変更前に比べて高い合格率が出るようになっています。